動物病院の事業承継とは
メディカルプラザの事業承継とは、繁盛病院を若くて実力のある獣医師(勤務医)に引き継がせることで、院長には獣医師からのハッピーリタイア、若い獣医師には新規開業よりも圧倒的優位な経営環境からの開業スタートをご提案するものです。
承継200件の実績
承継開業コンサルタントをスタートして10年間で200件の事業承継をサポートしてきました。
院長のリタイアでは100%、若い獣医師のスタートではほぼ全て(例外2件)が自分が思い描いた形で新たな人生をスタートされています。
なぜ繁盛病院から事業承継の依頼が来るのか?
繁盛病院院長が承継依頼される理由は、まさにこの動物病院業界独特の理由があるからです。
理由1 体力の衰えよりも気力、記憶力とモチベーションの衰えを感じる
理由2 仕事中心で自分の健康管理が疎かになり、若くして大病になる院長がいる
ことに加えて、
理由3 獣医師・看護士の人材難(求人難)が加速している
ことが大きな理由になってきました。
図説 なぜ動物病院の人材難(求人難)が発生しているのか
毎年、卒業生は全体で1,000人
そのうち小動物臨床に進む卒業生は毎年300人
→この数しか小動物臨床獣医師は増えない
患者が集中している、
売上1億円以上の動物病院が増加している
→これが動物病院業界で進んでいる二極化である
一部の動物病院しか採用できず、大多数の動物病院は採用難になっている
この状況で院長が体力の限界や健康不安を抱えると、「いつまでこの多忙な状況が続くのか」と不安になったことをきっかけとして繁盛病院の院長が事業承継を依頼する
これは開業を目指す若い獣医師には現在繁盛している動物病院を引き継いで開業院長になれる、大きなチャンスにつながります
この事業承継は若い獣医師には一生を決める、大きな決断です
ゆえにメディカルプラザでは相談をお受けできる目安を定めています
若い獣医師家族の未来と老後のための目安とご理解下さい
売上3000万円を切ると承継者がみつかりにくくなり、廃業への道を進むことになる可能性があります
⇒ メディカルプラザはSTOP廃業を提言しています
図説でわかる、事業承継ガイダンス
1. 院長向け図説でわかる、事業承継ガイダンス
これまでに事業承継された院長は
獣医師を完全にリタイアする
獣医師業を若い院長に任せて自分は経営に専念する
獣医師をやめてやりたかったことを始める
⇒ 他業種での仕事や地方に移住して農業など
院長はやめて他の病院で勤務医として働く
などの人生の選択をしておられます
承継者がみつかるまでの期間は
都市部で1〜3年、地方で3〜10年です
承継開業できる勤務医は
開業場所にこだわらない
⇒ 地方の方が繁盛病院を引き継げるチャンスが高い
建物や器械といったハード面よりもカルテやスタッフがいることといったソフト面を重視しています。
その病院訪問で「のびしろ」が見えることで承継を決断しています
⇒ 承継後に売上を伸ばせる方法が分かっていれば借金返済にも自信がもてる
などの特徴点が見られます
開業セミナー、直接面談に応じます
2. メディカルプラザのコンサルタントSTYLE
●事業承継のご相談
動物病院事業承継コンサルタント西川芳彦は院長からのご相談は直接お会いした上でお受けいたします。
直接訪問+完全成功報酬制(譲渡金額の5%)が
メディカルプラザのコンサルタントSTYLEです
FAX. 029-871-6518または、ホームページよりお問い合わせください。
※すぐにおうかがいできない場合もあります。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
事業承継とM&Aはちがう
メディカルプラザの動物病院事業承継と企業のM&Aの違いをご説明します
M&Aの一般認識(日本語では「吸収合併」の意味)
大が小を呑み込む
経営不振の会社が買収の対象である
異業種の大企業が新規参入してくる手段である
後にはリストラを伴う人事が行われる
有能な人材はその前に去ってしまう
このために日本人の感覚にはなじまず、マイナスイメージを持つ人が多い
メディカルプラザの動物病院事業承継は
個人病院を個人獣医師(第三者の勤務医)に引き継がせてオーナー経営者を育成しています
繁盛病院が事業承継の対象です
→売上3000万円を切るとご相談をお受けできない場合もあります
譲渡には獣医師が必要です
スタッフを引き継ぐことが承継開業後の診療をスムーズに進められるメリットになります
→規模の大きな病院の承継ではスタッフ数の減少がリスクになります
有能な勤務医や看護師等を確保することが承継開業院長の大事な仕事の1つになります
メディカルプラザはこの事業承継によって繁盛病院を
個人獣医師に譲ることでオーナー経営者を育てる
サポートをしています。
メディカルプラザから院長への2つのお願い
メディカルプラザでは、院長のハッピーリタイアのために次の2つをお願いしております。
1つは、「事業承継は院長の早めのご決断で決まる」こと、
もう1つは、「事業承継するならば企業動物病院ではなく同じ獣医師である若い勤務医にお譲りください」ということです。
詳しく解説していきます。
1.事業承継は院長の早めのご決断で決まります
近年こんな相談が増えています
院長から承継依頼相談を受けて直接訪ねると、最盛期よりも売上が落ちてしまっていて、もう少し早く相談してくれていたならと残念に思う事例が増えています。
ご相談の機を逸してしまうと、廃業という結果になる可能性もあります。
この事業承継をお引き受けできる動物病院には、1つの目安があります。
これは「動物病院を引き継ぐ若い獣医師とその家族が老後までの人生設計ができるための承継開業でなければならない」とのコンサルタント西川芳彦の思いから設定した目安です。
体力の限界や健康不安を感じると、入院や検査をしなくなったり、手術も抑えがちになり、最盛期よりも売上が落ちてきます。
そしてご相談を受けた時には、事業承継の目安を切っていて、お引き受けするのを断らざるをえないケースが多々あります。
そのため院長には早めのご決断が事業承継を成功させることを強くお伝えしております。
《メディカルプラザが相談をお受けする目安》
※3大都市圏と地方都市では事業承継相談をお受けする目安が変わります。
この目安は若い獣医師家族の老後までの将来を考えた上で設定している目安であることをご理解くださるようお願い申し上げます。
地方都市では承継希望者が少ないので、売上4000万円を切ると、決まりづらくなります。
隣に若い獣医師が開業した場合は承継者が決まりづらくなる傾向があります。
3000万円未満でも立地条件やのびしろがみえた場合はお受けする場合もあります。
この立地条件とは、ピンポイントでその地方で開業したい若い獣医師がいる場合です。
体力、健康などで不安を感じたら即ご相談ください。
ご相談は全国どこでも無料でお伺いします
2. 事業承継するならば企業動物病院ではなく同じ獣医師である若い勤務医にお譲りください
2019年に始まった「日米の企業病院」と「金融ファンド」によるM&Aの本格化により、院長は企業病院か個人獣医師かで譲渡先を選択できるようになりました。メディカルプラザは若い獣医師家族の将来と老後のために、動物病院業界の未来のために同じ獣医師である若い勤務医に事業承継で病院をお譲り頂くことをお願いしております。
事実
事業承継で若い獣医師に動物病院を引き継いだ場合
❶ 承継開業院長183人(2020年7月時点)のうち53人が「億超え規模」の承継事例です
❷ 承継開業病院183件のうち、9割以上の病院が承継後に売上を伸ばしています
若い獣医師の力-power-とは
この事業承継を通して見えてきた若い獣医師の力について説明いたします。
2020年版の院長向け雑誌にて「増えている億超え規模の承継事例」について分析した結果をまとめていきます。
FACT1
→その理由は開業地で地方を選択すると、その地域のブランド病院が引き継げるからです
FACT2
→その理由は、若い獣医師はその病院の「のびしろ」が見えることで承継を決断しているからです
FACT3
→その理由は、規模が大きい病院からスタートする方が圧倒的に優位だからです
FACT4
→その理由は、億超え病院承継ではブランド力をプラスして引き継げるからです
FACT5
→その理由は、他者に任せていかないと億超え病院は回していけないことを知っているからです
事業承継のメリットとデメリット
メリット
開業直後の売上と症例が多い
院長収入が多い
調達資金が少ない
DM送付によるカルテの掘り起こしが可能
元の病院のノウハウを引き継げる
新規開業に比べて引き継いだ病院の売上からスタートできる圧倒的優位性がある
地方都市に目を向ければ、その地域のブランド病院が後継者を探している(億超え病院の承継も可能)
デメリット
承継開業の場所が限られる
日本では実例が少ないが故の不安がある
承継案件がどの場所から出てくるのかを予測できない
エコー、CRがない場合がある
→このデメリットは新規購入で解決可能
建物と器械等設備が古い
→このデメリットは改装と新規購入で解決可能
前院長の診療方針と開業者の診療方針が異なる場合がある
→このデメリットは時間をかければ開業者の診療方針に変更可能
病院建物や医療器械が古いというマイナスイメージをもっている
⇒ 承継のメリットは建物、器械といったハード面ではなく患者カルテやスタッフなどのソフト面にあり
開業の決断において「即決」を求められる
⇒ 特に首都圏での案件には希望者が多いため、決断を遅らせると他者が承継者となる可能性が高い
デメリットの中には承継した動物病院の売上があるので、お金で解決できることが多い
Point 開業場所について
親の介護等のために実家近くに住まなければならないと考えている開業者が多いが、これからは親を施設にあずけられる「施設費用負担能力」を持つことの方が重要になってきます
メディカルプラザが新規開業支援をやめた理由
これまで300件以上の新規開業コンサルタントをしてきましたが、2010年に新規開業支援を一切やめて承継開業に切り替えました。
その理由は2009年から「犬の頭数減少」が始まっていることを知ったからです。
2010年これから新規開業は厳しくなっていくと直感し承継開業支援に特化することを決断
あれから10年、新規開業はどうなっているのか?
Point 1
勤務医の「新規開業」は根強く、首都圏、愛知、大阪・兵庫の3大都市圏では6年連続で新規開業ラッシュが続いています。
Q. なぜ3大都市圏で新規開業ラッシュが起きているのか
その理由は「開業セミナー」で詳しく説明しています
ZOOMによる開業セミナーも実施しております。
Point 2
開業ラッシュと犬の頭数減少によって新規開業の成功パターンがこれまでとは異なってきています。
Q. 新規開業の成功パターンの変化については「開業セミナー」で詳しく説明しています。
ZOOMによる開業セミナーも実施しております。
この2つのPointから首都圏では若い新規開業者の経営破綻が起きています。
承継開業成功者4つの共通点
これまでの事業承継成功事例から見えてきた、承継開業成功者の共通点をご説明します。
1. 開業場所について柔軟な発想をもっていること
事業承継の案件は希望されている開業場所で出てくるとは限りません。
これまでに承継開業された現院長は「どこでもいい」「開業場所にはこだわらない」などの柔軟な発想をもっています。
Q. 承継開業の良さを本人がわかっていても承継開業できないケースとはどんな場合でしょうか?
A. 1つは家をすでに購入しているケース。
その他の理由は「開業セミナー」(ZOOMによる実施も可)で詳しく説明しています。
2. 開業までの臨床経験年数が平均8年よりも短いこと
承継開業183人(2020年7月時点)のうち53人が億超えの動物病院の承継をしています。その53人について分析すると、臨床経験年数が7年以内の人が31人と、平均8年よりも短い期間で開業しています。
このことから億超え病院を引き継いだ若い獣医師は開業というゴールを明確に持ち、獣医師としてのスキルを時間をかけてゆっくりではなく、短期集中型で身に付けてきたことが見えてきます。
3. 開業資金を借金(借入)することについて即断即行であること
億超え病院の承継では億超えの借金(借入)をすることになりますが、即断即行で一生を左右する重大な決断をされています。
そして、事業承継する病院を決める際も最初の訪問で「フィーリングが合ったから」として即断されています。
4. 承継開業経験者から直接情報を得ていること
承継開業を成功させた院長の多くが、自分の身近な人物(たとえば先輩勤務医)に承継開業した院長がおり、直接会って承継開業のメリット、デメリットなどの情報を得ておられます。
→提言
ぜひとも承継開業者とのコンタクトをとって頂きたい
その方法として、勤務医であれば「応募」とか「病院見学」の形で申し込めば、たいていの院長がコンタクトに応じてくれます。
(承継開業院長は調べればわかります)。
勤務医に特報
【実例】こんなケースでも繁盛病院を承継できた
預貯金があまりなかったケース
新規開業では銀行等からの借入と自己資金(親も含む)で開業資金を準備しなければなりませんが、承継開業においては「預貯金がなかったので承継開業するしかなかった」というケースが多数あります。
なぜそんなことができるのかと言えば
院長の銀行からの信用があることで融資が受けられるから
病院の建物、不動産も含めて譲り受けることで担保ができて融資を受けられるから
譲渡代金を「分割払いでいい」と仰る院長がいるから
です。
親が保証人にならなかったケース
銀行からの借入では担保、保証人が要求されますが、銀行融資で親が保証人にならなかったケースでも承継開業できた事例があります。
預貯金があまりなくて親が保証人にならなかったケースで、承継動物病院の院長への銀行の信用で1億5000万円の融資が受けられたケースもあります。
承継するはずの親の動物病院から他の繁盛病院に切りかえたケース
親と「診療方針」などのちがいから承継するはずの親の動物病院を引き継ぐことをせずに、他の動物病院に就職したり、自分での開業の道を選ぶ若い獣医師がいます。
親の動物病院を引き継がずに承継開業で他の動物病院を引き継いだケースもあります。
また、借金を背負わない開業は甘えになるためとして、自分の動物病院をあえて子供には譲らずに事業承継で第三者に譲渡した院長もおられます。
新規開業した動物病院が業績不振となり、繁盛病院を引き継いでその病院を廃止してリスタートしたケース
動物病院は「開業してから3年で勝負が決まる」という、厳しい業界です。
そのため、新規開業と比べて開業していきなりの売上のある承継開業は圧倒的に優位にあると言えます。
首都圏では新規開業ラッシュが続いているために、過当競争から経営不振に陥る動物病院が出始めています。
首都圏で新規開業病院が業績不振となり、借金返済の問題が浮上したため、その院長に「地方での承継開業」を提案して、新規開業病院を廃止して地方で繁盛病院を引き継ぐことで院長としてリスタートできたケースもあります。
新規開業にこだわって準備してきたが、年齢が40近くになって限界を感じ、承継開業に切りかえてわずか2カ月で開業したケース
新規開業にこだわって5年間かけてコンサル会社に依頼してテナントを借りるという段階まで進んだのに頓挫。
気づけば40歳手前になって新規開業に限界を感じて承継開業に切りかえ、わずか2カ月で開業したケースもあります。