地方での動物病院の開業についての 夫婦 での考え方

公開日:2020年07月18日
この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。

地方での承継開業、うちの嫁さんが納得してくれたのは、私が言い切ったからだと思う。

Q:首都圏や大都市に勤務医と新規開業が集中する傾向が年々強くなってきています。

その反動で、地方では獣医師不足が深刻な状態になってきています。

なぜ首都圏に集中するのかの理由を知りたいと色々と各先生方からお話を伺って辿り着いた答えは、

「奥様や婚約者が地方に行くのを望まないからだ」ということでした。

石川先生はどのようにして足利市での承継開業を奥様に納得して頂いたのでしょうか。

石川院長: うちの嫁さんも、栃木県足利市での承継開業の話をした時は、

「えー、地方で?  私、東京から出たことがない」と言われて、

一時期、夫婦仲が悪くなってしまいました。

そこでどのように説得したのかですが、

私はこれからの動物病院は経営環境がより一層厳しくなると予想していましたので、「東京では競争が厳しくなるのは火を見るより明らかで、地方ならまだチャンスはある」と言い切りました。

私がこう言い切ったことで納得してくれたのではないかと思っています。

この足利市は、東武特急で東京浅草から60分くらいの距離です。

生活上の不便さは全く感じていません。

東京で行われる夜の勉強会にも、病院が終わって、東武特急に乗って仮眠を取ってから出席できます。

病院の勤務医先生にも、普通に学会には参加してもらっています。

そしてこの足利にやってきた私の1つの変化として、この年齢にしてスキーを始めました。

スキー場との距離が近くなったことで、私の生活スタイルも変わってしまいました。

うちの嫁さんは今ではこちらにきて良かったと言ってくれています。

動物病院 川上  石川陽一院長(栃木県足利市)

⇒ホームページ 動物病院 川上  

https://www.animalhospitaltochigi.net/

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