獣医師という 仕事 の将来性はどうなる?
10代の小学生の頃に「ペットのお医者さんになりたい」と思って獣医師を目指した方はかなりの数、おられることでしょう。
他の職業と比べれば、獣医師は子供の頃になりたいと思った夢を現実化させている職業の1つと言えるでしょう。
今、小学生に将来なりたい職業を聞くと、
目立ってランクインしてきているのが、「YouTuber・ユーチューバー」とか、「eスポーツ選手」です。
どちらも多くの人たちからいかに注目されるかで成り立っている職業ですが、SNSやインスタなどで自分自身をアピールすることが当たり前になってきた時代を反映している職業だと言えます。
獣医師は相変わらず女性に人気の高い職業ですが、夢を叶えて臨床獣医師になってからの現実はかなり厳しいものがあります。
では、この獣医師という仕事の将来性はどうなっていくのでしょうか。
「獣医師の将来性について他の業界で例えると、芸能界ほどではないにしても二極化が進んでいくのではないかと見ています」
(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)。
獣医師の二極化が進むとは、どういうことなのでしょうか。
「つまりは、稼げる人とそうでない人との差が天と地ほどに分かれていくという意味です」(西川氏)。
獣医師の年収格差の問題
なぜ年収格差が生まれてくるのでしょうか。
獣医師に求められてきたのはスキルと人間性であることは昔も今も変わらないことではありますが、
今では、首都圏中心に若い獣医師の開業ラッシュが続いていて、患者さんがホームページなどを見て、院長の人柄やスタッフの多さなどから
動物病院の良し悪しを判断するようになっていることからこの格差が生まれていると考えられます。
「臨床医として最新の獣医療スキルを身につけていることに加えて、その院長に魅力的な人間性がなければ、患者さんもスタッフもついてきません。
芸能人のように他者を惹きつける才能を持っているか否かでこれからの獣医師の選別が始まると私は見ています」(西川氏)。
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