この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。
動物病院業界 において「カリスマ性」は承継できるのか?
「カリスマ美容師」とか、「カリスマシェフ」とか、
みんなが憧れる存在としてこの「カリスマ性」という言葉が使われていますが、
この 動物病院業界 でも「カリスマ動物病院」が存在しています。
ある特定分野に飛び抜けたスキルを持つ獣医師(院長)が居る動物病院のことですが、他の業界でのカリスマ性とは個人に対して付けられるものですが、この動物病院の場合はどうなのでしょうか。
「このカリスマ性については、獣医師でも個人に対して付けられるものです。ただこの動物病院業界の特徴として言えるのは、カリスマ院長によって作られたその動物病院の「ブランド」は第三者が事業承継することが可能だということです」(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)。
実際にカリスマ院長によって作られた動物病院を受け継いだ新院長に
「受け継いだことのメリット」を伺うと、こんなコメントが頂けました。
「1番のメリットとして考えられるのは、新規での開業者が増えていないことです。
首都圏と関西、名古屋と札幌では開業希望者が多いと聞いていますが、この札幌・厚別では増えていません。
井関先生は有名な先生でしたので、新規開業者にとって「強敵が居る場所は避けたい」と思うのでしょうか。
これは事業承継の強みでもあり、カリスマ動物病院の強みを活かすために「いせき動物病院」という病院名は変えないことにしました」
(長澤絋生・新院長 いせき動物病院/札幌厚別)。
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