動物病院を開業して3年以内に 借入金 の返済が可能

公開日:2020年03月15日 最終更新日:2024年06月23日
この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。

借入金の返済するスピードについての考察

獣医師は首都圏および都市圏に集中する傾向が続いていますので、  地方では獣医師不足が深刻化しています。

そのため、動物病院の事業承継の場合、

病院の譲渡代金は、大都市圏よりも地方都市の方が割安になる場合が多く見られます

この譲渡代金は、

大都市圏、特に東京では「前年売上の80~100パーセント」となりますが、通常は前年売上の80パーセントが平均譲渡価格です。

地方都市では譲渡代金( 借入金 )は割安になるので、3年以内で返済し終えるようなプランでの承継開業が可能になってきます

また、地方都市での承継開業のメリットとして、大都市圏では大抵がテナント開業であるのに対して、地方都市では動物病院建物も、自宅も、院長所有であるケースがほとんどです。

土地の価格も安い上に、建物の償却が終わっていると建物代も安く譲り受けることも可能です。

テナントについては、土地の所有者は手放そうとはしません。

そのため、大都市圏では、自分が引退する時には誰かに承継させない限り自分で廃業資金を支払って、元の状態に戻して大家さんに返すことになります。

しかし、地方都市では、

承継開業の際に土地、建物も取得しておけば、

再び事業承継を利用すれば、新院長に譲ることもできますし、貸すこともできます。

開業時の譲渡代金を3年以内に返済してしまい、その後で不動産取得の代金を支払う。

新設開業なら開業時の借入金の返済に早くても10年から15年はかかりますが、この承継開業では、同じ期間で動物病院の譲渡代金は支払い終えてしまっています

サクセッションでは動物病院の資金についての記事も掲載しております

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