この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。
動物病院の業績不振
親の動物病院を引き継ぐことを目指して獣医科大学に入学したケースは多いが、大学6年と勤務医5年以上の期間を経過した後に、親の動物病院が業績不振に陥った場合にはどうするのかという問題が発生することになります。
その時に、新規開業でスタートするという選択肢もありますが、
「親の動物病院を引き継いで開業したい」との思いがあるならば、
第三者の動物病院を引き継いで開業する、この承継開業を選択しやすく場合もあります。
親の動物病院を引き継ぐことを意識しているのであれば、建物や器械は古くて当然と思っているでしょうから、この点は承継開業と同じです。
ただ承継開業の場合にネックになってくるのは、
親の動物病院ですから、当然、出身地に戻って承継先動物病院を探したいと思うでしょうが、
その出身地周辺で承継先を探すとなると、時間が掛かってしまう場合があります。
この地域で承継先がいつ出てくるかはわからないためです。
また、これまでにこの事業承継でリタイアした元院長の中には、
「自分の動物病院は子供には継がせない。借金などがないままのぬるま湯での院長スタートになるから。
そのためにはこの事業承継で自分の動物病院は他者に継がせて、子供には別の動物病院を事業承継で継がせる」
と言う元院長もおられました。
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