40代 獣医師 が考える悩みとは?
これは、事業承継ビジネスが始まるbefore〜afterでどれだけ獣医師の選択肢が増えてきたのかをまとめた図説です。
事業承継によって人生の選択肢が広がってきたことが一目でお分かりいただけると思います。
この事業承継を開始してから最初の相談事例は、50代から60代の院長からのもので、
たいていが「動物病院を譲って自分は完全リタイアしたい」という依頼でした。
ところが、この5年間で増えてきたのは、40歳代の働き盛り院長からの相談です。
この40歳代院長からの相談は、3つのパターンに分かれます。
40代獣医師の悩みは3つのパターンに分かれる
1番目のパターンは人事や経理面の仕事が辛いこと、飼い主さんからの難しい要求に対応するのに疲れることなどから院長職は退いて獣医師として働きたいというもの。
2番目のパターンは、あまりの忙しさから健康面での不安を感じるようになったからというもの。
3番目のパターンは、この事業承継を使って自分の動物病院を増やしたいというものです
(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)
では、それぞれのパターンがどんな選択肢を増やしてきたのかについてみていくことにしましょう。
院長を辞めて勤務獣医師として勤務
まず1番目のパターンでは、獣医師は続ける場合には、2つのケースがあります。
1、友達の動物病院を手伝うというケース。
2、忙しい動物病院を譲って、規模の小さい動物病院を譲り受けて獣医師を続けるというケース。
1のケースでは、院長としてのキャリアが活きてきます。
院長として勤めてきたこれまでのスキルやノウハウが、依頼する動物病院にとっての「信頼性」につながってくるからです。
また、院長も獣医師もリタイアする場合もあり、これも2つのケースがあります。
1、経営者として病院に残るというケース。
2、動物病院とは別の新事業を展開するというケース。
2の最近の事例では、動物病院経営は辞めて、海外で新ビジネスをというケースも出てきています。
健康面での不安
次に2番目のパターンとしては、病気が発覚してからの依頼であるため、承継者が見つからず結果的に廃業してしまうケースもあります。
事業承継で事業拡大
3番目のパターンは、新規で開業した院長がこの事業承継の仕組みを使って事業拡大を図るケースとしては4つあります。
1、遠隔地にて新規開業するケースと承継開業するケース。
例えば、都市部の動物病院を事業承継で第三者に譲り、地方に移住してその地で新規開業したケースがある。
2、新規で開業した動物病院を他者に譲渡した後、この事業承継で地方都市の動物病院を引き継いで再出発したケース。
3、新規で開業した動物病院を核にして事業承継を活用して病院数を増やしているケース。
4、新規で立ち上げた動物病院を一旦リセットして、承継で地方の動物病院を引き継いで再出発したケース。
また、勤務医の選択肢としては、「現場を任せられて院長に口出しされない勤務医という働き方」をこの事業承継の仕組みを使って作りました。
現在の仕事内容に給与が見合っていないと感じている勤務医や開業したいけれどもまだその自信がない勤務医に元院長が経営面でのサポートをしながら二人三脚で動物病院経営を進めていくという、全く新しい動物病院の経営法です。
2020年4月からこの働き方を利用して新院長になられる勤務医がおられます。新規開業は難しいだろうと二の足を踏んでいる勤務医に大きなチャンスにつながればと思っています(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)。
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