30代獣医師の給与に差が出る「1000万円勤務医」vol.4

公開日:2019年09月25日
この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。

30代で勤務医給与に差が出る働き方提案 ~メディカルプラザの「1000万円勤務医」その4

なぜ勤務医に1000万円の年収が払えるのか?

 

ソニー、新卒に700万円。

NEC、新卒1000万円。

くら寿司、年収1000万円で新卒募集。

 

企業で新卒にこれだけの給与格差がつけられるのは、大企業に限られます。

動物病院の場合、大病院や企業動物病院に勤められれば、将来安心と思えるような年収がとれるのでしょうか。

 

「企業動物病院の場合は、獣医師の数が多いために、「横並びの給与体系」から抜け出すことは難しいでしょう」(メディカルプラザ代表、西川芳彦氏)

 

では、繁盛病院の場合はどうでしょうか。

 

全動物病院の10%が1億円以上の売り上げがある超繁盛病院です。

その超繁盛病院の院長の中には実力がある勤務医が来てくれれば、実務は任せて自身は院長を引退して、経営面でサポートしたいと考えておられる院長がいます。

 

また、すでに引退された元院長で、事業承継という仕組みを使って繁盛病院を譲り受けて、

実務は実力ある勤務医に任せて、自分は経営面で携わりたいと考えておられる元院長がいます。

 

いずれのケースでも『実力のある勤務医がく来てくれるのであれば、年収1000万円出せます』とおっしゃっています」(前出 西川氏)。

 

転職でこの「1000万円勤務医」になれば経営面はベテランの元院長のサポートを受けながら、

年収は1.5倍から2倍になって新規開業院長並みの給与がとれるようになるとのこと。

 

※編集部・注

新規開業では開業5年で1000万円の年収をとることが難しくなっています。

 

「いわば、元院長と二人三脚で動物病院を経営していくというスタイルで、動物病院初の経営方法になります。長年、勤務医の相談を受けていると、「経営に自信がないから、開業を躊躇する」ケースが多々ありますから、この1000万円勤務医は実務面のみに自分の実力を活かしたいと考える勤務医にピッタリの働き方と言えるでしょう。

その後、5年、10年と元院長と経営していくうちに、

経営面での自信もついてきたら、

その動物病院を譲り受けて独立することも可能な仕組みにしています」(前出 西川氏)。

 

 

これから高齢犬と犬の頭数減少でこの動物病院業界にも冬の時代がやってくることになりますが、これで全ての病院がダメになるわけではありません。

冬の時代が格差、二極化を引き起こすことは、他の業界をみて頂ければわかると思います。

要は、この冬の時代に備える行動をしたのか、しなかったのかで、この格差、二極化が生まれてくるのです。

ゆえに、冬の時代においての一番のリスクは、「何もしないこと」だと言われます。

今の働いている状況に先行き不安があるならばまずは情報収集や相談から始めてみることです。

 

つづく

⇒5、勤務医には、2つのタイプがいる

 

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この「1000万円勤務医という働き方」についてのお問い合わせ、相談は、

直接、メディカルプラザの西川代表にメールをお送りください。

匿名相談も可能です。

nishikawa@medical-plaza.net

 

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