30代獣医師の給与に差が出る「1000万円勤務医」vol.2

公開日:2019年09月25日
この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。

【30代で勤務医給与に差が出る働き方提案 ~メディカルプラザの「1000万円勤務医」その2】

「これからの勤務医リスク」を避けるための新たな働き方提案

自分のスキルや仕事内容と年収が見合っていないと思ったことが転職のきっかけとなることは、どの業界でも同じです。

一般企業では、高額年収を求めてのヘッドハンティングや人材紹介も欧米のように行われるようになってきている中、

この動物病院業界でも「勤務医の給与の横並びはやめて、実力ある勤務医にはその実績に見合うだけの年収が支払われるべき」との考えから、

事業承継コンサルタント会社メディカルプラザが

この事業承継という仕組みを使って、新たな勤務医の働き方「1000万円勤務医という働き方」を提案しています。

 

「一般企業でも新卒から年収に圧倒的な差をつける動きが始まっていますので、令和になった新時代の流れとして、この動物病院業界でも実力がある人にはそれ相応の年収が支払われても当然だと思います。

その額が、1000万円という額です」(メディカルプラザ代表 西川芳彦氏)

 

一般企業で20代からすでに年収格差をつけようとするのは、AI人工知能やロボットなどの新分野でこれまで以上に実力と実績が問われる時代に入っていくことを意味していますが、

実力主義が当たり前のこの動物病院業界で「1000万円勤務医という働き方」をメディカルプラザが提案するのは、勤務医が安心と思っていることがこれからはリスクに変わっていくという、別の理由があるからです。

 

「多くの獣医大学生や勤務医は企業動物病院に入りさえすれば、生涯安泰で、ある程度の年収はとれるようになると思っておられるでしょうが、実際はそうではありません。

その理由は、企業動物病院では勤務医の数が多い分、給与は横並びにならざるをえないからです。

1人だけ、数人だけに破格の給与を出すといったことができないのが、企業動物病院です。

また、永く勤務すればするほど、収入が安定してくるだろうと思っておられるでしょうが、

これも、これからはそうではなくなっていきます。

自分が50才を過ぎた頃にどうなっているのかを想像したことがあるでしょうか?

高齢犬の数が減っていることで起きているのは、動物病院の二極化、淘汰です。

経営難になれば、院長は病院が生き残るために勤務医のリストラを実施するでしょう。

50才を過ぎて給与が上がるどころか、リストラ対象にされてしまうリスクがあることを

今のうちから意識しておいてください。

⇒関連記事はこちらへ

https://www.medical-plaza.net/2019/04/02/risk-2/

 

 

勤務医にこのリスクを避けてほしいと思い、事業承継による開業を提案していますが、経営面はやったことがないので自信がないとか、開業までは踏み出せないという勤務医の意見が

これまでのコンサルタントを通じて多かったので、この「1000万円勤務医という働き方」を考えました。

これは、実務面は勤務医が一任されてやり、経営面は元院長がサポートするという、これまでの動物病院にはなかった経営方法です」(前出 西川氏)。

 

つづく

⇒3、≪給与実態調査≫  動物病院勤務医の給与は、すでに二極分化している

 

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この「1000万円勤務医という働き方」についてのお問い合わせ、相談は、

直接、メディカルプラザの西川代表にメールをお送りください。

匿名相談も可能です。

nishikawa@medical-plaza.net

 

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