動物病院の事業承継って 怪しい のか?怪しくないのか?
勤務医が繁盛病院を引き継げるとか、大病院の院長にいきなりなれるとか、開業資金があまりないのに金融機関の融資が受けれるとか、これは事業承継の特徴点なのですが、「なんだか怪しい」と捉えられてしまいます。
そこで今年、承継開業された札幌厚別の「いせき動物病院」長澤祐生院長に、なぜ事業承継を選んだのかの理由を聞きました。
どのように事業承継を知りましたか?きっかけは?
Q:先生はこの事業承継について、どのような形で知ったのでしょうか。
長澤院長:私の場合、前の病院の院長先生からでした。
学卒から勤務医になった時に院長先生には「開業したい」と伝えていたので、新規開業しようかと迷っていたら、
「事業承継という別の開業法があるよ」と教えてくれました。
Q:前の病院の院長が教えてくれるのはなかなか珍しいことです。
先生がこの事業承継の仕組みを聞かれた時、どのように思われましたか。
事業承継についてどのように思いましたか?
長澤院長:メリットとデメリットをきちんと提示して頂き、これを見比べた時に、この承継でも苦労がないわけではないが、メリットの方が凄く大きいと思いました。
「引き継いだ後に自分が頑張ってやれば、なんとかなるだろう」と思えたので、承継を決断できたのだと思います。
Q:承継では、儲かっている繁盛病院を引き継げるという話になりますが、こうした承継の特徴点を「なんだか怪しい」と捉える方もおられます。
先生はどのように捉えられたのでしょうか。
動物病院の事業承継は怪しいのか?
長澤院長:私はきちんとデータを示して下さいましたので、納得できました。納得したから、今、院長になっているわけです。
一方では、「こんなおいしい話はない」、「なんだか怪しい」と思う方もおられるでしょう。
私が素直にこの事業承継の話を受け入れられたのは、
務めていた院長先生から話を聞いていたことと、これから新規開業が難しくなってくると、この承継開業が増えて来る。
そうなると、いい病院の取り合いになる。
それなら早いうちに承継開業に踏み切った方がいい病院が引き継げると考えたからです。
病院の数は一杯あるが、そのなかで業績がいい繁盛病院となると、そんなに多くはないはずです。
特に大都市では「早い者勝ち」になってしまう。
私は承継を早めに決断したことで、札幌ではカリスマと呼ばれている井関院長の動物病院を譲り受けることができました。
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