この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。
動物病院の承継者に求めるものは「人柄」
今まで勤務医としてよくやってくれた方がいたので、「私がお金を出してでもこの人に継がせてもよかった」という思いもありました。
その後、この事業承継で第三者に動物病院を譲ることができることを知って、
第三者がこの病院を継いでくれるなら喜んでという感じで、承継コンサル会社さんに依頼をしました。
とにかくこの動物病院を自分の代だけで終わらせてはならないという思い
それは、「とにかくこの動物病院を自分の代だけで終わらせてはならない」という思いが強かったです。
子どもが継がないことがはっきりした時点からこの思いは持ち続けてきました。それは自分の都合だけで勝手にやめてしまうのは社会的に許されないことだろうと思っていたからです。
このコスゲ動物病院を継ぎたい先生をご紹介頂いた時は、本当に有難いと思いました。
私が承継者に求めたのは、「人柄」でしょうか。
ほかには条件は付けなかったです。
完全リアイアによる生活のゆとり
第三者の新院長がコスゲ動物病院を引き継いでくれたことで、廃業することも防げましたし、私は獣医師を完全リタイアでき、リタイア後の生活を考えるゆとりも作ってくれました。
現役世代から完全リタイアできないのは、経済的理由が大きいからでしょう。
私はリタイア後のことを考えて蓄えは少しずつしていましたし、幸いな事にこの事業承継でいい譲渡条件を出してくださいましたので、リタイア後の生活にはゆとりができました。
廃業するとゼロになってしまいますし、飼い主さんの引き継ぎ手続きや機材の処分などで逆に費用がかかる場合もあることを考えれば、この事業承継のおかげでまるで違うリタイア生活を送れていることになるのでしょう。
病院を継ぐ第三者に要求したのは、「人柄」
コスゲ動物病院 小菅理隆・前院長(神奈川県藤沢市)
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