承継先 の動物病院を決める方法とは?
承継先 の動物病院を決めるのは、自分の目と足で確かめてみることが大事だと考えていました。
最初の紹介病院、アフィネ動物病院を訪れて、そこで即決したのですがそこには苦労も理由もあります。
なぜ他の動物病院を見た上で決めなかったのか?
「なぜ他の動物病院を見たいとは思わなかったのですか」
と聞かれることがあります。
「ここにしよう」と、何を決め手にしたのかと言えば、「フィーリングが合ったから」としか言いようがありません。
自分がこれまで思い描いていた自然、山と海との違いはありましたが、ここに住みたいと思ったことでしょうか。
承継はタイミングも重要
そしてもう1つの決め手は、「タイミング」です。
これもある意味で早い者勝ちなので、もし私の決断が1年遅れていたら、この病院は他の人の手に渡っていたことでしょう。
いわば、「承継先の動物病院との出会いにご縁を感じられるかどうか」です。
つまりは、紹介された物件に自分の人生のタイムスケジュールを重ね合わせて考えられるか否かです。
当時は勤務医をしていましたから、自分の勝手な都合で辞めるわけにもいかない。院長に残ってくれと言われたら、また独立が遠のいてしまう。
そのために、院長先生には事前に独立したいと伝えていましたし、事業承継での開業を進めていることも報告していました。
それまでにも一度新規で独立をしようとしたこともありますので、院長先生は理解して下さっていたのだと思います。
円満に辞めて、今でも院長先生とはいい関係を持ち続けています。
事業承継では、いい物件がいつ出て来るかはわかりません。
勤務医として勤めながら将来は独立をと考えているならば、院長先生には事前に伝えておけば、タイミングを逃さずに済みます。
承継するときの悩みは?
承継先は即断したのに、「どうしようか」と一番悩んだのは、家族の説得でした。
自然の中で永住できる場という条件が満たされて私は満足でしたが、家族はそうではありません。都心は便利ですから、その便利さを失う事は容易なことではありません。
今にして思えば、どうして妻が納得してくれたのかと思いますが、それは、承継する病院に何度も足を運んだり、コンサル会社と頻繁に打ち合わせしたりと私の本気度が伝わったこともあるでしょうが、そのコンサル会社がアフィネ動物病院の村上院長と妻同伴で会う機会を設定してくれたことで、「OK」を出してくれたのだと思います。
私1人ならば、到底、妻を説得することはできなかったでしょう。
メディカルプラザさんがコンサルタントとして後押ししてくれたおかげです。
有り難いことに、いまでは家族は私の良き応援者になってくれています。
承継先選びには、フィーリングとタイミングが大事である
アフィネ動物病院代表 森川譲二院長(千葉県いすみ市)
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