ドクターズパーソナリティ とは?獣医師の離婚率について
職業によってもこの離婚率は違うのかもしれません。獣医師先生も、ヒトのお医者さんも、離婚率の高い職業で「 ドクターズパーソナリティ 」と呼ばれているそうですが、何らかの特徴があるのでしょうか。
医学部や獣医科大学に入学できる学力とは
丸屋先生: この「ドクターズパーソナリティ」の観点から言えば、医学部や獣医科大学に入るには、まず普通に勉強していたのでは入れません。
当然、あらゆることを犠牲にして勉強に集中できる環境をつくります。
すると、学力は伸ばすことはできるのでしょうが、子供が成長して行く過程で大事な社会性を身につける機会は奪われてしまう場合があります。
この社会性は他者と関わることでしか生まれないからです。
問題点は?
そしてその子が結婚すると、
夫と妻とは「一対一のパートナーシップ」と捉えられない。
この社会性がないので、他者とのコミュニケーションができない。
「自分が稼いでいるからいいんだ」という意識になってしまい、自分が間違っていても、それを認めようとはしないとか、どんどん妻との意識が離れて行くことになります。
コミュニケーションの重要性
女性はコミュニケーションを求めます。何でも言葉にしてもらうことを相手に求めます。
例えば、旅行に行って、電車の中で景色を観たり、弁当を食べたりする時に、女性は「ああ、きれいだ」とか、「おいしい」と、言葉で反応します。
男性はただ観ているだけ、食べているだけで何の反応もない。
だから女性はつまらない。
夫とは旅行には行きたくないとなってしまいます。
「旅先まで夫の面倒をみるのは嫌だ」と。
そして気の合う友人、仲間同士で行くことになり、夫は放っておかれる。
これは当然のことです。
「言ったことに対して反応がない」。
一緒に居てこんなにつまらないことはないからです。
夫婦円満の秘訣は?
Q: いい夫婦関係になるためには、夫婦はどうすればいいのでしょうか。
丸屋先生:夫婦が親密であるというのは、「共有部分」があるからです。
もちろん、100%共有することはありえませんが、この共有部分を増やして行かないと、この親密さは生まれません。
例えば、「おいしい」と聞けば、「おいしいよ」と答える。
辛い思いをしたら、「それは大変だったね」と答える。
これが互いの氣持ちを共有すること、共感になります。
しかし、たいていの男性は、「これはすごくショックだった」と話すと、「そんなの気にしなくていいよ」と言う。
これが続くと、
妻は「この人には何を話してもダメなんだ」となってしまう。
なぜこうなってしまうのか、お分かりでしょうか。
男性は「こうすればいい」と解決策を与えようとするのですが、女性は解決策等求めていない。
こんな時には、「それは辛かったね」と言ってもらうと、気持ちを共有してもらえたと思うのです。
女性は共感してもらえると親密さを感じるのです。
専門家に聞く、医師特有の「ドクターズパーソナリティ」の観点
丸屋真也先生 IFM(家族・結婚研究所)代表、臨床心理士博士
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