獣医師は身体のメンテナンスと生命保険に入ることが大事
これまでこのサイト「Succession」で、承継開業なら新規開業ではできないようなことが普通にできることの事例を紹介してきましたが、今回は、院長が急死すると廃業してしまう動物病院が多い中、この事業承継でその動物病院を第三者に譲って次へとつなげることが出来た事例について、元院長の家族にお話を伺いました。
動物病院の事業承継を考える人へのアドバイス
Q: 大変なこの1年間だったと思いますが、この1年を振り返って、これから承継を考えようとしている獣医師やその家族にアドバイスをお願いします。
村岡様: こういう事態は、やはり生身の人間なので、いつ起きるかはわからないということですね。万が一のことがあった時にどうするのか。
私の場合は、事業に見合うだけの生命保険に入っていたので、借金は無くなりましたが、そのあと、病院をどうするのか。
閉じるのも1つの方法ですが、それではもったいない。
次に残すという意識に家族がなれば、家族はもちろんのこととして、スタッフも、患者さんも助かることになる。
そのためにこの事業承継という方法があることを事前に話を聞いていれば、私も大変な思いをしなくてもすんだかもしれません。
亡くなってからすぐに対処できたかもしれません。
病気になった時点で次を考えられたかもしれません。
身体のメンテナンスと生命保険
この動物病院の事業承継で夫の周りに居た先生方は、こういう方法があることを知ったと思います。
なかには、「そろそろ真剣に考えなければいけない」と言っている先生も出てきました。
院長自身が身体のメンテナンスをすることも大事ですが、あわせて、生命保険にもきちんと入っておくことも大事だと痛感しました。
この2点は夫の経験から同じ院長先生方にぜひともお伝えしたいことです。
スタンスの違い
メディカルプラザさんにお願いしていた他に、秋田県の相談窓口とか、税理士先生がやっている承継相談窓口にも顔を出したりしていましたが、
こういうところは「相手がいればいいね」といったスタンスでした。
メディカルプラザさんは親身になって新院長を探してくれ、この秋田横手にも何回来られたかわからないくらい通ってくださいました。
本当に有り難いと思っています。
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