動物病院院長 になる獣医師のみなさん、ウルグアイ・ムヒカ前大統領をご存知でしょうか。世界で1番貧しい大統領と言えば、わかるでしょうか。
古いフォルクスワーゲンを自分で運転し海外での会議に出掛ける時は隣国の首脳専用機に便乗させてもらう大統領。
動物病院院長 になりたい獣医師に知ってほしい言葉
こんなムヒカ前大統領の生き方は世界で感動を呼びました。
『貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』
『人間はもっと良い暮らしをするためにものが必要なのですが、それを達成するために、消費と仕事をどんどん増やさなければならない計画的陳腐化や底を知らない消費社会にイエスと言ってはいけない』
これらのムヒカ前大統領の言葉をどのように感じられたでしょうか。
ムヒカ前大統領の言葉はこれからの生き方を表している
このムヒカ前大統領の言葉を紹介したのはこの言葉が「これからの生き方を表現している」からです。
これからの生き方とは、「スローライフ」とか、「ロハス」とかと呼ばれています。
これらの生き方がなぜ出て来たのでしょうか。
それは、金融の大暴走であるバブル経済の崩壊や天災等の被災によってこれまで通りの生き方ができなくなった人たちが増えて来たからです。
そしてもう1つは、
「今のこの資本主義システムがこのまま続くわけがないとのメッセージでもある」からです。
今の経済システムがこのまま持つはずが無いと思わせるキーワードを列記してみますので、ネットで検索してみてください。
1、グローバル化、自由化
2、二極化(中流階級の没落)
3、シェアー、レンタル(買わない、所有しないという発想)
4、デリバティブ(バブル経済を作り出す金融派生商品)
5、低金利、量的緩和(中央銀行の金融政策)
6、国家財政危機と大増税
7、高齢化進展による、社会保障(年金・健康保険)制度の崩壊
新しい時代のキーワード
1、フィンテックとブロックチェーン
2、ベーシックインカム
3、ワークライフバランス
4、がんばらない
5、自分らしさ
これらは世界規模で起きている変化ですから、誰も逃れることができません。
しかも、業界も業種も関係ありません。サラリーマンでも、自営者でも、公務員でも同じです。
これからの大転換に対してどう生きて行くのかは個人個人が見いださなければならない課題であるとムヒカ前大統領は問いかけているのです。
前回の記事ではこれからの動物病院の市場の変化を分析しています。
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