【動物病院に勤務している勤務 獣医師 にぜひとも知ってほしい】
なぜ「動物病院勤務の 獣医師 」がこれからはリスクになるのか?
開業した院長に話を聞くと、「勤務医時代の仕事がきつくなければ開業しようとは思わなかっただろう」という先生がおられる一方で
「何十年後には院長が高齢化して引退するから、その時に自分がどうなるかを考えれば、勤務医を続けることは安心・安泰とは思わなかった」という先生もおられます。
動物病院勤務の獣医師で居続けることの難しさ
近年、市場が厳しくなるという情報によって、開業志望者が減って、逆に終身勤務獣医師希望者が増えていると聞きます。
大病院や企業動物病院に勤められたら、まずは安心と、「寄らば大樹」志向の勤務医が増えていますが、果たしてそれで一生安心でいられるのでしょうか。
その答えは、「否」。
これからは、《終身勤務医であり続けることの方が開業するよりもリスクが増していく》ことになります。
これから勤務医に居続けることがリスクになると聞いて、若い勤務医は「ウソだろう」と思ったはずです。
そう思うのには、1つの理由があります。
この終身勤務医のリスクは《30歳代や40歳代の若い頃には感じることができないリスクである》からです。
年齢による動物病院勤務の 獣医師 で居続けることのリスク
より詳しくみていきましょう。《終身勤務医のリスクが出てくるのは、50歳、60歳になってから》です。冒頭に紹介した院長の言葉も理由の1つです。
自分が50歳になった頃に、突然、動物病院の経営者が代わったらどうしますか。しかもその経営者が自分よりも若い、30代、40代だったらどうしますか。50代になってからのリスクと60歳以降に定年を迎えた後のリスクについてまとめます。
【50代の勤務獣医師のリスク】
【50代リスク】50歳以降はリストラリスクが高くなる
・高齢犬、犬の頭数減少でこれから動物病院の売上が減少するリスクが高くなる
・50歳を越えると体力が落ち、40歳までのパフォーマンス(仕事の成果)を出すことが難しくなる
・50歳代の子供の教育費などの生活費が最もかかる時期に、給与減少のリスクが発生する
・獣医療の進歩のスピードにだんだんついていくのが難しくなる
【60代の勤務獣医師のリスク】
【60代リスク】60歳以降で定年を迎えた後のリスク
・サラリーマンや公務員並みの退職金(2000万円)や年金(月20万円)が取れない場合が多い
・獣医師の晩婚化により、定年退職後にも子供の養育費・教育費の負担が残る
・年金支給開始年齢が段々と引き上げられているが、獣医師は仕事が激務なので、高齢になれば続けられなくなる
リスクに関してはこちらの記事でもまとめていますのであわせてお読みください。
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