動物病院が資金不足になる理由はこれ!
動物病院の「 資金不足 」がリスクになるのは、開業仕立ての若い院長のことかと思われるでしょう。
首都圏ではすでにこの資金不足から経営難や倒産する病院が出始めていますが、実は、売上が5000万円以上ある繁盛病院の院長が陥るリスクでもあるのです。
なぜこれだけの売上があるのに、資金不足に陥るのでしょうか。
資金不足になる原因はハード面(器械や病院)への投資が多い
それは、
「自分の夢を叶えたいと最後に投資をしてしまうから」
です。
テナントでスタートしたとか、自分が買いたい器械が買えなかったとか、
開業時にはお金がなくて苦労した院長が自分の病院を繁盛病院にすると、自分の夢を現実化させたくなります。
成功者としては当たり前の行動なのですが、これが今ではリスクになってしまいます。
ハード面への投資がリスクになる理由は?(実際の例)
なぜ繁盛病院院長のこの行動がリスクになってしまうのかは、自分の夢実現のために巨額に投資したことで自分の老後資金が不足することになってしまうからです。
一例を紹介しましょう。
その病院は首都圏にある、売り上げ1億円以上のブランド病院です。50歳を過ぎて自分の夢を叶えたいと、新しく病院を建てました。
これがリスクになってしまう1番のポイントは、
「銀行は50歳過ぎてからの住宅ローンは返済期間が短い」
という点です。
例えば、1億5000万円で病院を建てたとして、この返済期間は30年ではなく、15年です。
利率1.5%、15年返済で計算すると、毎月の返済額は93万円です。
このハードな返済が65歳位まで続くのです。
現在の売り上げを維持しながら65歳まで働く。しかも、病気や怪我もできない。
都市部の方がリスクが高い
特にこのリスクは、地方よりも都市部の方が高いと言えます。都市部ではテナントで開業している院長が多いこともありますが、自分の病院近くで空いた土地を見つけることが難しいからです。
空き地が出たら、即行動しなければ、誰かに買われてしまいます。そのため、すぐ行動してしまうからです。
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