この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。
動物病院の開業を目指している獣医師が知っておきたいこと
動物病院の市場がこれから厳しくなることを知りながら、臨床勤務医になられた先生方が最終的に目指しているのは、開業して院長になることと大病院に勤めて終身勤務医になることでしょう。
この終身勤務医がリスクになってしまうことは前回のテーマでしたが、今回は動物病院の開業を目指している先生に是非知っておいて頂きたいことがあります。
それは、
「動物病院の開業には、新規開業の他に、承継開業という方法がある」
ことです。
そこで、勤務医が知らないと後悔する事実その2を紹介します。
動物病院の新規開業に比べて承継開業が圧倒的優位に立つ
動物病院の新規開業とこの承継開業の一番のちがいはどこにあるのでしょうか。
それは、
〈新規開業は、患者数がゼロからのスタートである〉
のに対して、
《承継開業は、今ある病院を引き継いで開業するから新院長になった初日から患者の来院がある》
ことです。
「承継者を募集する病院は、引き受け手となる若い獣医師が院長として生涯、獣医師を続けられることが前提となりますので、3000万円以上の売上を持つ病院に限られます(承継開業コンサルタント・西川芳彦氏)」。
しかも、若い新院長に交代することでその病院の売上が伸びる、「伸びしろ」を持った病院でなければなりません。
↓
ゆえに、承継開業で勤務医が引き継げる病院は、
「繁盛病院」「その地域のブランド病院」です。
【来院数がゼロからのスタートなる新規開業に対して、繁盛病院・ブランド病院を引き継いで開業する承継開業は、そのスタートラインからして違います】
↓
これから高齢犬や犬の頭数が減ってくると、競争がより激化していきますから、
新規からスタートするか、承継からスタートするかで
獣医師としての人生は大きく左右される
ことになります。
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