動物病院の 承継開業 のメリットとデメリット

公開日:2019年01月24日
この記事はメディカルプラザが制作・監修した「サクセッション - 獣医師向け動物病院の承継開業の情報サイト」上で連載された記事を本サイトへ移行したものとなります。

動物病院の承継開業のメリットとデメリット

動物病院の承継開業のメリットとデメリット、新規開業との違いについてまとめていきたいと思います。まずは承継開業の概要を書いたのちに、それぞれの強みや弱みを書いていきたいと思います。

動物病院の承継開業

年収は?

動物病院を承継開業した場合では年収 1000 万円以上であることがあります。

将来設計は?

承継前病院の実績が下支えしているため、将来設計が組みやすいことが考えられます。今後も承継者募集の動物病院は増加していくと考えています。

承継開業の強みは?

動物病院の承継開業の強みは承継直後から収入があることが考えられます。患者リストを引き継ぐために直後から手術などの症例があることが多いです。もちろん評判や先生の人柄の影響を大いに受けますが、診療数は安定することが多いです。

動物病院の承継開業の違い|メリットとデメリット

動物病院の承継開業のメリット

動物病院の承継開業のメリットとしては地方に目を向けるとその地域のブランド動物病院が承継者を探していることが多いことが1つです。

また資金面として自己資金がなくて開業をあきらめていた先生が元院長の銀行への信用によって融資を受けられて開業したケースが多いため、資金繰りがしやすいことがあげられます。

動物病院の承継開業のデメリット

動物病院の承継開業のデメリットとしては自分が希望する所に承継先がみつかるとは限らないことや開業後何十年という動物病院のため、建物は古く、機械も新型とはいえないことが考えられます。

首都圏では承継開業も難しく、譲り手に対して開業希望者が多く、3 ~ 5 倍の競争率になっていることが考えられます。

まとめ|動物病院の承継開業のメリットとデメリット

動物病院の承継開業はすでに患者様のカルテがあり、症例もあるところからスタートになります。これに対し新規開業ではスタートから顧客を集める必要があり、運転資金が続かなくなるリスクが高くなりますが、医療機器や施設は新しいことがメリットになります。

犬の出生頭数、高齢犬が減少し始めたことで、 動物病院業界がマイナストレンドに入ってきたため慎重に決断する必要があります。

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