この記事では獣医師が動物病院の事業承継を考えるケースを院長側について紹介したいと思います。
動物病院院長が動物病院の譲渡を考える理由とは?
事業承継は院長側が動物病院を自分以外の人間に譲渡することで成り立ちます。では動物病院の院長はどうして動物病院を譲渡しようと考えるのでしょうか?
また、最近よくみられる譲渡のケースに第3者に譲渡することがあります。子供やすでにいる勤務に譲渡しない理由とは?考察していきたいと思います。
動物病院を譲渡する理由|年齢と仕事量
実は意外と譲渡を検討する動物病院は繁盛している病院が多く、特に地方では売り上げ1億円以上のブランド病院もあります。
ご存知の方も多いと思いますが動物病院の仕事量は多く、早い方で 40 代から激務による身体の不調を感じ始めることが多いです。そのため、これがいつまで続くのかが不安となり、リタイアを決断することがケースとしては非常に多くなっています。
この記事では第三者に事業譲渡をするケースを考えます。子供や勤務医の獣医師に譲渡しない理由は何が考えられるのでしょうか。
子供に動物病院を譲渡しない理由は?
動物病院の院長が子供に動物病院を譲渡しない理由を解説していきます。
まず考えられることが獣医科大の偏差値が上がっているために子供が入学できないことです。
そのほかにも親が忙しすぎる仕事ぶりをみて、 子供は別の道を選択する場合も少なくありません。
また、子供が獣医師になっても継がないケースが増えています。
❶親の病院が大きいときに自分では無理だと思ってしまう
❷親子関係が良好ではないために難しい
などが当てはまります。
同じ病院の勤務医に動物病院を継がせない理由は?
動物病院の院長がすでに病院にいる勤務獣医師に動物病院を譲渡しない理由を解説していきます。
院長が考える譲渡価格と勤務医 が考える譲渡価格に差がある時や勤務医の延長線で仕事をしてしまうことが考えられます。
また勤務医側も先代の病院を継ぐと、勤務医が開業した後も先代の影響力が続くと思ってしまうことがあります。
もちろんここに合意がある場合には勤務医の獣医師に承継することも大いに考えられます。
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