インタビュー

Interview

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譲渡成功インタビュー

開業当初から、50歳を過ぎたら
リタイアを考えていました。

かみなが動物病院_福島県いわき市
神永 大幹 前院長

まずはリタイアについてどんな思いをもっておられたのでしょうか。

私は「50歳を過ぎたら引退を考えよう」と、開業当初から考えていました。
これは身体的な限界とか、この時までに息子に譲ってといった一般的な承継の理由からではなく、その頃にまた別の仕事がしてみたいと考えていたからです。
それでも、「もっと別の道に進んでいたら、私の人生はもっとうまく行けたのに」とは決して思わないよう、努力はしようと思い、その頑張りの一区切りを50歳と決めていました。実際に50歳になってみますと、体力も落ちてきていますし、健康不安も出てきますので、さすがにここからもう1つの事業を立ち上げるのは難しいと感じていますが。

 

引退は考えたくないのが普通ですが、実際にリタイアを決断するきっかけは何だったのでしょうか。

一番大きな理由は、息子がミュージシャン(「和楽器バンド」の尺八奏者、2014年4月、エイベックスからメジャーデビュー)として独立したことで、後継ぎがいなくなったからです。

 

本人がいくら納得できても、奥さんや親が反対してうまくいかないケースが多くみられますが、そこでこの承継について奥様はどう感じられましたか。

本当にこの第三者事業承継はよく考えられているなと思いました。
私はまだまだ早いのではと思いましたが、健康上の不安もありましたので、突然倒れられたらどうなるのかがむしろ心配でした。身体を壊せば、即、廃業もありうるわけですから、これはどうしても避けたい。廃業すれば、飼い主さんにもご迷惑がかかりますが、私が一番に考えたのはスタッフに対する責任でした。患者さんは他の病院に行くこともできますが、スタッフは仕事を失うことになるからです。私がこの事業承継に賛成した一番の理由はこれですね。