インタビュー

Interview

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承継開業成功インタビュー

勤務医から独立した動機は
「定年後の不安」からでした

レオ動物病院(東京都調布市)
山本 剛史 院長

勤務医は院長から残ってくれと言われたら仕方なく残る人が多くいますが、最初は軽い気持ちからの独立でしたが、後に強く思うようになったきっかけはなんだったのでしょうか。

その1番の理由は、50歳代、60歳代、そして定年後のことを考えたことですね。自分があと10年、20年でこの年代に手が届くようになって、定年後を意識した時に、「このまま勤務医を続けていたら」という気持ちに初めてなりました。それならば、一国一城の主になった方が将来は安泰ではないのかとようやく気付いたという感じですね。

 

独立するには年齢が大きく関係してきます。多くが30歳前後ということですが、山本先生の場合、そのタイミングはどう考えられましたか。

私は今年43歳になりますが、開業するには遅すぎる年です。それでも「今しかない」と思ったのは、子供のことを考えたからですね。今は小学生ですが、これから受験があります。中学3年生になる頃までには自分の仕事を安定させていなければならない。となると、決断するのは今しかないと思いました。

 

事業承継すると、建物や医療器具は中古になりますが、その点はどう考えられたのでしょうか。

独立開業となると、どうしても建物や医療器具が新しいことに目が行ってしまいますが、動物病院にとっての命は、「患者さんのカルテ」と「症例の数」です。
 この病院の機械も古いのですが、考えてみれば、もう減価償却は終わっていますから、使えば使うほどプラスにしかなりません。新しい機械を入れると、マイナスからのスタートですからゼロの状態になるまでに何年かかるのかと考えれば、古い機械でも使えるならどんどん使って、その得た利益で新しい機械を買った方がいいのではないかと思いました。
 機械の新しい、古いは、病院経営ではさほど重要ではないですね。