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【飼い主様の声】
院長の急死、そこから患者の大変が始まった

神奈川県相模原市在住
相原慶子様(飼い主)

院長が急死、想定外の出来事で患者の大変が始まった

 

その病院は大流行りの病院で、院長先生はほぼ休みがない状態でした。病院にいらっしゃらない時も、学会に出ておられたりと勉強熱心で、本人も「私は3度のご飯よりも動物の方が好きですから」と仰って、食事も落ち着いてきちんと摂っているという人ではありませんでした。

私は月に一度は健康診断で病院に行き、何か異変があれば行くといった、毎月1回から2回ペースで行っていましたが、常に院長先生が診てくださいました。

これだけ働いておられるのに疲れひとつ見せない人でした。飼い主さんの間では「先生、働き過ぎなのでは」という話も出ていましたし、私も「先生、食事くらいはゆっくりと摂ってください」と申し上げたりもしていました。

その院長先生が突然亡くなります。まだ50代後半でした。

ある時院長先生から「少し声が嗄れてきたので、病院に行って検査してみたらガンだったんです」と言われて、ビックリしました。

それから病院での診療は休まれて、治療と回復に専念されていたのですが、その間も手術だけは行い、また飼い主に院長先生のメールアドレスを教えて下さり、何かあった時にはメールをくださいとの配慮もして下さいました。

それだけ飼い主に心配りして下さるのに、もう少し自分の健康に気をつけて頂きたかったのですが、突然亡くなってしまいました。家族とテレビを観ていてのことで、家族も亡くなったことに気付かなかったそうです。

この訃報は、先生が亡くなって残念という思いからすぐにこの先どうしようという不安に変わりました。これまで信頼していた先生が突然居なくなるとは想定していなかったからです。元気に現場復帰を望んでいたこともありますが、まさに青天の霹靂でした。この時から患者の大変が始まったのです。

 

その大変な時にどう行動したのか

 

その病院には約6年間お世話になりました。

実はその病院に行く前は、別の病院に行っていました。その病院はいつも行くと「大丈夫、大丈夫」と言うだけで、状況はどんどん悪くなる一方で、私の心配は増すばかりでした。

「ここはダメだ。他を探さないと」と思っていたら、飼い主さん仲間から「いい病院がありますよ」と紹介されて行ったのが、その院長先生の病院でした。処置はこうしますとハッキリと仰って下さる先生だったので、信頼して行き始めましたが、6年経って、この突然の事態です。

病院はしばらく休診していましたが、臨時の先生が来て再開しました。やはり馴染みの病院ですから連れて行きましたが、なぜでしょうか、その先生では治らなくなってしまいました。

これまで前院長先生に頼り切りになっていましたので、他の病院に行こうという気にはなれませんでした。しかし、状態は良くなりません。やむを得ず、次の病院を探すことにしましたが、これは大変なことでした。

まず頼りにしたのが、「ネットでの検索」です。この症状の専門医がいないかを真っ先に探しました。近くで見つかればと思いますが、結果的に見つかったのはかなり離れた所の病院でした。この時は切羽詰まった状態ですから、まずはこの病院へと思って連れて行って、そこの専門医の先生のおかげで回復しました。

その時は緊急時ですから遠くでも行きますが、日常は近くにある病院に行くのが一番です。そして近くで同じ病院をと思って探すとこれが見つからないのです。

この時はネットではなく、飼い主さん仲間の情報を頼りにしましたが、私は健康診断を理由に近くのほぼ全ての病院に行きました。

 

 

 そこで大事にしたのは、私と獣医師先生との相性ですね。

 

 

先生の言葉一つで安心したり、不安になったりします。常にコミュニケーションを心がけてくれる先生を選びました。飼い主が不安でいると、わんちゃん、猫ちゃんは飼い主をじっとみていますから病気になってしまいますから。

きちんと話をして下さること。そして治療方針が明確であること。この2点が先生を選ぶ上で大事だと思いました。

病院ならどこでもいいというわけにはいきません。

普段からみて頂いて、少しの変化に気付いてくださる先生。「ああ、これおかしいな」と気付いてくれて、大事になる前になんらかの対処をしてくれる先生が有り難いですね。

飼い主さん仲間は散歩とか、病院で知り合いますから、いろんな情報のやり取りをしています。病院内では先生を前にして言えないことも、みなさん言っています。これが飼い主さん仲間で貴重な情報になります。

とにかく信頼していた先生が突然亡くなるとか、廃業するとかになれば、私たち飼い主は本当に苦労します。

どうぞ院長先生、ご自身の健康管理には十分に気を配られることを切に望みます。