承継開業のメリット

Merit

ほとんどの継承者が開業初年度から高年収

新規開業の事例では、開業した1年目の院長年収で500万円以上とれるケースは少数ですが、事業承継の事例では、逆に開業1年目で院長年収500万円以下のケースは少数です。
事業承継で開業された多くの新院長が年収1000万円を実現しています。

症例の内容についても、新規開業では予防症例がおおいのですが、事業承継では治療症例が多いのです。
これは、開業者にとってこれまでになかった新しい可能性が広がることになります。

また、新規開業の場合だと、売上1憶円規模の病院の院長になることはそう簡単ではなく、業界の将来を考えると今後はますます難しくなるでしょう。
ところが、第三者事業承継により、売上1億円規模の病院を引き継げば、事実上、開業1年目から売上1憶円規模の病院になることも可能です。

今までの事例では、売上1憶円規模以上の病院で院長を補佐する診療をした経験を持った獣医師であれば、スムーズに承継することが可能となります。

承継後の患者数減は2割以下

第三者事業承継を日本に普及させるための最初の目標は、院長が交代した後に患者さんが病院から離れない実例を数多く作ることでした。
私は、10年以上前に日本で動物病院の事業承継を手がけたことがありましたが、その病院の元院長はカリスマ性が強かったうえに、事情があって引き継ぎ期間も1週間しかなかったのに、患者さんはほとんど離れないことを経験していましたので、この点に不安はありませんでした。

現在、30件以上の事業承継事例で売上が承継後に減少したケースは全体の2割未満でしたので、院長交代によって患者さんを引き継げないリスクは少ないことが実証されています。
最近では、新規開業後に運転資金が続かずに閉院に追い込まれた病院事例も散見されますが、第三者事業承継後の閉院事例はまだ見たことがありません。

前年度売上と営業年数から見える承継開業のメリット

前年度売上

前年度売上

約8 割の病院が承継前年度売上が3000 万円以上で、この売上が承継開業初年度にはほとんどの病院で最低でも見込めるのが承継開業の大きな魅力。
また、前近代的な営業・広告手法を変えることにより大きな売り上げ増を果たした新院長も少なくない。

営業年数

営業年数

90%以上の病院で10 年以上の営業歴があり、地域に根付いた、認知されている病院だということが伺える。
そのため院長交代後も引き続き来院される飼い主様がほとんどで、カルテも引き継いで情報も揃っているのでよほどの事がない限り病院を替えられることはない。

承継開業のメリットとデメリット

事業承継での開業は、独立を考える獣医師さんにとって非常にリスクが少なく、初年度から利益が計算できる為、現在注目されている新しい開業の方法です。
しかしメリットだけではなくデメリットもあり、また日本では実例が少ないが故の不安があるのも事実です。

メリット デメリット
・開業直後の売上と症例が多い
・院長収入が多い
・資金調達資金が少ない
・DMの送付によるカルテの掘り起こしが可能
・元の病院のノウハウを引き継げる
・承継情報の場所が限られる
・日本では実例が少ない故の不安がある